2010/04/30

いなかやろうの部屋







ニコニコ動画で「いなかやろうの部屋」を観た。
スタジオからの生放送で、ライブをやったり、ミニコーナーがあったりする。
途中でCMを挟んだり、司会進行役がいたりで、ちゃんと番組になっている。
地方局の超低予算番組くらいには、構成がある。

これがネットに乗って、全国の人が観ることができる。
視聴者はコメントを書き込めて、他の視聴者のコメントを読むことができ、連帯感みたいなものも生まれる。


これってさ、凄いことだよね。
テレビにしたって、ラジオにしたって、素人が生で放送するってことは数年前までは考えられなかったことじゃない。
機材はノートパソコンとビデオカメラだけ。


そんな「いなかやろう」の部屋だけど、実はトラブル続きで大変だった。
番組は押して始まり、始まっても15分もたたないうちに映像が止まってしまった。
急遽、ユーストリームに切り替えたが、またすぐにニコニコが復活したとの情報が流れる。
しかし、やっぱり駄目で、結局ユーストリームでの放送になった。

本人達は焦りまくりで、視聴者に申し訳ないと泣きそうだったが、観てるこっちとしては逆に面白かった。
それに、みんなのコメントが優しくて、いなかファンは良い奴ばかりだなーと思った。


僕としては、春風堂も西宮灰鼠さんも観れて大満足だったわけだけども、ちょっと気になることがあった。
それは、番組があくまでも既存のテレビやラジオの模倣でしかない点。
これはフォーマットとしてはとてもわかりやすいし、たぶん他の人もこのフォーマットに乗っ取って番組を配信してるんだと思う。
だけど、なんかもっと革新的な方法がないものかなーと感じた。

ニコニコ動画にしても、ユーストリームにしても、既存のメディアにはない可能性みたいなものを感じるので、もっと新しい伝え方みたいなものが生まれると良いのにと思った。
テレビの模倣じゃツマらないでしょ?


偉そうなことを書いてますが、ニコニコ動画もユーストリームも今日が初めての体験でした。
リアルタイムでコメント出来て、視聴者と番組制作側、また視聴者同士が連帯感を持ってつながれるということだけでも、充分に革新的だと思ったけども。



いなかやろうに限らず、いろんなアーティストが番組を持っているみたい。
驚いたことに、ライブハウスでも生のライブをユーストリームで流し始めたらしい。
この流れは、しばらく加速していくと思う(僕が知らないだけで、とっくに加速してるかもだけど)。

こんなことしてたら、ライブハウスにお客さんが来なくなるんじゃないかって最初は思ったけど、逆だよね。
だって、ネットでライブを観てたら、なんか現場に駆けつけたくなったもん。


この流れが、音楽業界に活気を取り戻す起爆剤になってほしいと思ったよ。
そして、既存の音楽業界の体制が打ち破られれば良いと思う。
僕らは、もっと貪欲であって良いと思う。



いなかやろうは、しばらくライブをお休みするそうだ。
ビートルズはライブを辞めて、スタジオで革新的で実験的で、その後のロックを指針となるようなアルバムを作った。
いなかやろうは、この故事にあやかったんだろう。
彼らのことだから、休みもせずに週2回も3回もスタジオに籠って、新しい音楽を作り上げていくはず。


また僕は、置いてかれるな。



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ひどい作文になってしまったけど、熱さは伝わると思うので、これで良しにします!


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